クウゼンを生み出したCTOが語る、成功へのキャリアの歩み方

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氏名 白倉弘太
肩書 共同創業者 取締役CTO
出生 1980年
略歴 アクセンチュアでITコンサルタントとして大手企業のシステム開発に従事した後、ピクスタ株式会社に入社。開発部長としてIPOを経験。2016年に株式会社クウゼンを共同創業し、取締役CTOに就任。
趣味 趣味はゲームです。
特技 特技は特にありませんが、ゴルフを最近始めました。

—【編集部】これまでどんな事をされてきましたでしょうか。

—【白倉】 新卒でアクセンチュアに、技術系のコンサルタントとして入社しました。インフラ関連の技術に携わって、データセンターや基盤系のフレームワーク選定など、いろんな技術導入を支援していましたね。顧客先に常駐して業務を理解しながら、システムの設計や運用にも関わっていました。

その後、アクセンチュアを辞めて、あるイベントで出会った人と3人でサービスを立ち上げることになりました。システムはすべて私一人で作りましたが、完全に無給でやっていたので、半年ほどで貯金が底をついてしまって…。結局、そのサービスも全然使われず、撤退することになりました。

撤退後は、ピクスタにエンジニアとして入社しました。その後、海外展開のアプリケーション開発の話が出てきて、事業責任者として関わることになりました。さらに、新規事業を立ち上げる機会もあって、サブスクリプションモデルの開発を任されました。ピクスタは、画像や動画、音楽の素材を提供する会社で、それまでは1枚ずつ写真を販売していましたが、月額制のサブスクリプションモデルを導入することになり、その事業部長を任されました。結果として、リリース後は事業も順調に伸び、最終的には開発部門の責任者も務め、20〜30人ほどのチームを率いていました。

—【編集部】現在の会社を創業した経緯をお聞かせください。

共同創業者の代表の太田が私のことを知ってくれていて、メッセンジャーで声をかけてきたのがきっかけです。当時は起業の話ではなく「LP(ランディングページ)を作ってほしい」と相談されたんですが、その時期はちょっと忙しかったので自分では手が回らず…。ただ、対応できる人を紹介するといった形で関わり始めたんです。そこから話が進んで、気づけば一緒に事業を立ち上げることになりました。最初は特許調査に特化したクラウドソーシング事業をやっていました。世界中から特許調査員を集めて、日本企業からの依頼に応えるという形でしたね。でも、1年ほどでうまくいかなくなり、その後、チャットボットの事業にシフトしました。

—【編集部】今、どんなコトを任されていますか?

—【白倉】 今は開発部門全体の統括をしています。VPoEもいるので、私は技術的な意思決定やプロジェクトの計画・設計を中心に関わっています。それに加えて、生成AIを活用した新規事業の立ち上げにも関与していて、こちらも私が統括しています。

—【編集部】会社や事業のどんなところを魅力的に感じられていますか?

まず、SaaSとして1つのプロダクトをお客様に提供しているという点が非常に魅力的です。自分たちのプロダクトで世の中を変えたり、顧客に価値を提供することに純粋にコミットできるところが大きいですね。プロダクトに関する意思決定も自分たちでできるので、愛着を持って仕事に取り組めます。

さらに、生成AIをはじめとする最先端の技術を使って仕事ができることも非常に魅力的です。IT業界でも、使いたい技術が必ずしも自由に使えるわけではないことが多いですが、私たちはプロダクトのオーナーとして、最先端の技術を活用できる環境があります。

—【編集部】さて、ここで少し流れを変えて「20問20答」をさせてください。 私が質問を投げますので、考えずに、正直に、スグに答えてください。

Q1. 好きな漫画は?

A1. 最近あまり読まないですが、昔の話でいうと、「うしおととら」

Q2. 人情派? 理論派?

A2.理論派です。

Q3. パン派ですか? ライス派ですか?

A3.ライスです。

Q4. 都会が好きですか? 田舎が好きですか?

A4. これは絶対都会ですね。

Q5. 保守的? 革新的?

A5.たぶん革新的ですかね。

Q6. 好きなミュージシャンは?

A6.昔はB’zが好きでした。

Q7. これまでに仕事でやらかした一番の失敗は何ですか?

A7.日本を代表するエンタープライズ企業のシステム構築プロジェクトに配属されていた時、パフォーマンステストで間違えて、すごい負荷を稼働している本番の基幹業務システムにかけて、システムをダウンさせたこと。

Q8. 犬派? 猫派?

A8.犬派です。

Q9. 現実派? 夢見がち?

A9.現実派です。

Q10. 今、一番会いたい人は?

A10.いないですね。

Q11. 仕事道具でこだわっているのは?

A11. あまりこだわりはないです。

Q12. どんな人と一緒に仕事したいですか?

A12.仕事に情熱を持ってコミットできる人

Q13. 社会人になって一番心に残っている言葉は?

A13.新卒の時、上司から「技術というのはパズルのピースのようなもので、最初は全体像が見えなくても、地道に積み重ねていくことでいつか全てが繋がって見えるようになる。だからこそわからないことをわからないままにしない」という話は心に残っています。

Q14. 休日の過ごし方は?

A14.ゲームをすることが多いですね。あとは腰の治療です。

Q15. 好きな開発言語は何ですか?

A15. Rubyです。

Q16. 仕事の中で一番燃える瞬間は?

A16.お客様とのミーティングで、信頼を勝ち取った瞬間です。最初と目の色が変わった時に「信頼を得たな」と感じます。

Q17. 息抜き方法は?

A17.寝ることです。

Q18. 好きなサービスやアプリは?

A18.クウゼン(KUZEN)です!笑

Q19. 学んでみたいことは?

A19.時間があれば、宇宙について学びたいです。

Q20. 最後に一言

A20.こんな私のようなCTOがいる会社ですが、雰囲気はすごく良いです!ぜひ一緒に働きましょう!

—【編集部】現在の会社で何を成したヒトと記憶されたいですか?

—【白倉】 クウゼンというプロダクトを生み出した人物として記憶されたいですね。

—【編集部】最後に同様のキャリアを目指される方にアドバイスはありますか?

—【白倉】 CTOという役割についてお話しすると、世の中にはいろんなタイプのCTOがいると思います。私の場合、今は技術的な側面を統括する立場にいますが、それだけではなく、顧客との関係を築く能力やチームをマネージメントする能力など、さまざまなスキルが求められます。そして、その経験があると、物事がよりスムーズに進むと感じますね。

だからこそ、いろいろな職務を経験して、スキルの幅を広げることが大事だと思います。


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【クレジット】

・取材・撮影・文/平林宏城 企画・構成/大芝義信

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