IT化が進むこの時代で、より幸せな働き方をリードし、広めていきたい!

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氏名 鈴木択実
肩書 ツキワッカ株式会社 代表取締役
出生 1992年7月5日
略歴 エンジニアリング・デザインの二刀流を武器に起業。
名古屋芸術大学デザイン学部卒業後、エンジニアとして4社経験後に独立。
初めてWebサイトを制作したのが小学校2年生頃で、幼少期からものづくりに取り組み、大学在学中に足元のお洒落を共有するSNSを開発した。
IT×デザインの面白さにハマり、相乗効果に可能性を感じて活動を続け、現在に至る。

独立当初はフリーランスエンジニアとして1年2ヶ月好調を収め、ツキワッカ株式会社を2021年3月に設立した。
上場企業からスタートアップまで様々なサービス開発を手掛けてきた。

クライアントワークで培った経験を活かし、初の自社サービスとなる「AIハンソク」を2023年10月オープン予定。
AIハンソクは潜在顧客が行動に繋がるようなパーソナライズコンテンツを制作できるサービスで、
AI活用に悩む企業が初めてつくるAIコンテンツ第一候補となるよう、提案力と初めてでもやさしいことを強みに展開していきたい。

『見やすく・使いやすく・簡単に』をモットーに日々、Web・アプリ開発に向き合っている。
趣味 おいしい食事とお酒、旅行、温泉、サウナ、サイクリング、写真、美術館/ギャラリー巡りなど
特技 力持ち。学生時代に陸上競技種目の砲丸投で全国大会出場経験がある。
幼少期から絵を描いたり、ものづくりも好む。

—【編集部】これまでどんな事をされてきましたでしょうか。

—【鈴木】 スポーツをがっつりやっていたところから名古屋芸術大学のデザイン学部へ進み、 仕事はエンジニアキャリアからスタートしたので、なかなか珍しいタイプかと思います。

エンジニアになった理由は、大学時代にWeb制作に触れたことをきっかけにプログラミングにはまり、 IT×デザインの面白さ・可能性を感じたことが大きいです。 在学中に足元のおしゃれを共有するSNSを開発しました。 当時は残念ながら作ることはできてもビジネス化できず、 エンジニアリングやWebサービス、アプリといった領域でどのようにビジネスとして成り立ち、成長していっているかに興味を持ちました。 この興味が今につながっているのだと思います。

新卒入社はとても悩み、東証一部上場企業からの内定も得ていましたが、当時中堅のSierに決めました。 上流工程のみならず、開発全工程の実務経験を積みたいという考えからの決断でした。

2社目ではデザイン・クリエイティブの経験も評価いただき、 エンジニア業務の他に大手自動車会社案件の絵コンテや映像制作をしたり、顧客の思い描くペルソナ像をイラスト化したりなど、業務の幅を広げました。

3社目はレジャー/体験予約、電子ケットのプラットフォームを運営するアソビュー株式会社へ入社しました。 こちらでの経験がエンジニアとして一番成長できた実感がありまして、先輩方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 事業会社・ベンチャーを経験したいという思いから門をたたきましたが、熱量の高い現場で力不足を痛感し、 なんとか食らいついていく中で、気づくと土台となる技術力もビジネススキルも圧倒的に成長できたと感じています。 この時に揉まれていなかったら、今の私はないと思います。

4社目には知人の会社へファーストエンジニアとして入社して新規事業の立ち上げなどを行いました。 3社目での叩き上げが生き、ここで応用力が身についたと思います。
そして、コロナのはじまりとほぼ同時期でしたが、フリーランスエンジニアとして独立しました。 1年2ヶ月ほど好調をおさめることができ、2021年3月31日にツキワッカ株式会社を設立して現在に至ります。 土台をつくる大切な20代の時期に、変化を恐れずに厳しい環境にも身を置いたことは本当によかったと感じています。

—【編集部】起業された経緯をお聞かせください。

—【鈴木】 もともと起業願望は子供の頃からありましたが、明確になってきたのは社会人になってからですね。 24歳くらいには起業するぞと意気込んでいたのですが、よくいる独立するする詐欺でした笑 しかし、自分にも自信がついてきた頃、思い切ってフリーランスの案件募集に初めて手を挙げてみたところ、 まさかの1発目でオファーがあり、独立しない理由がなくなりました。 これが始まりで、ビジネスを大きくしていきたい・学生時代に成し得なかった自社サービスを始めて成功したいという気持ちが強くなっていき、法人設立に至りました。 今思うといきなりドーンときたというよりは、着実にステップアップしていったほうだなと思います。 もちろん、これからはドーンとできるようなチャレンジもしたいですね。 非連続的な成長を遂げられるように現状に満足せずに突き進んでいきたいと考えております。

—【編集部】社員(業務委託でも可能)とのエピソードがあればお願いします。

—【鈴木】 自然体でかざらない腹を割ったコミュニケーションも取り入れることが大切だなと感じています。 弊社の初めての社員は、私が20代前半頃から通っている目黒新橋(目黒にあるディープな飲み屋街)で飲み仲間になった方からのご紹介がきっかけでした。 エンジニアを志している実務は未経験だった方で、採用してほしいという話でもなく、出会いの当初は採用を検討していたわけではなかったのですが、 人柄や気遣いが決め手でした。

結局は人と人なので、一緒に働きたいと思うことが何よりも大切です。 話していて丁寧で素直なところがあり、面談の際に菓子折りを持ってきてくれたエピソードがありまして、 自分がエンジニア出身でありながら、こう言うのもなんですが、このような気遣いのできるエンジニアの方はなかなかいないと思います。 スキルは経験を積めばつきますが、こういった人間力や気遣いといった部分はすぐに身につくものではありませんし、素養によるものが大きいです。

伸びしろがあると考えていて、当時あまり会社としてきちんと立ち上がっていたとはお世辞にも言えませんが、 そうした会社に飛び込んでくる度胸も感じて、思い切って採用を決めさせていただきました。

彼は人と接する仕事が前職でしたが、そうした経験はしっかり生きていると思います。 キャリアチェンジの際も今までの経験は無駄にはならないので、日々の積み重ねはとても大事ですね。

人を育て、成長を目の前でみることができ、自分も経営者として一歩前進・育ててもらえたなと思います。

—【編集部】今、どんなコトを任されていますか?

—【鈴木】 会社の代表ということもあり、必要と考えることは枠にとらわれずに何でもやっています。 経営全般はもちろん、商談が中心業務ですが、まだまだプレイヤーとしても活動しており、 エンジニアリングとデザインというバックグラウンドから技術的な業務も軌道にのるまでリードしています。 最近は経営リソースを増やすことや新規事業の自社サービスにフォーカスするために権限委譲であったり、任せられる人を増やすということのも注力しています。 今月リリース予定の「AIハンソク」の立ち上げに注力すべく準備をすすめています。

—【編集部】会社や事業のどんなところを魅力的に感じられていますか?

—【鈴木】 ビジネス面から寄り添ってきた結果なのか、弊社の受託開発ではスクラッチ開発が多く、オーダーメイド的な側面の強い案件は複数ありました。 ものづくりは実際に使われてみないとその価値は分からないわけですが、 使われ始めて設計や実装がうまくいっているのを確認でき、「つくって良かった」と喜んでいただけると、 それはとても気持ちがいいことですし、達成感を感じます。

今後は自社サービスにも力を入れていきますが、そこでも「ありがとう」が生まれるサービスをつくっていき、 我々も「つくって良かった」と自信を持って言えるようなものづくりを続けていきたいと考えております。

—【編集部】さて、ここで少し流れを変えて「20問20答」をさせてください。 私が質問を投げますので、考えずに、正直に、スグに、答えてください。 答えやすい質問の中に、ちょっとだけ答えづらい質問が混ざってるかもしれませんよ(笑)。

Q1. 好きな漫画は?

A1. 僕のヒーローアカデミアです。あとで知ったことですが、母校の先輩の作品だと知った時はとても嬉しく、より愛着を感じました。

Q2. 人情派? 理論派?

A2. 人情派ですね。

Q3. パン派ですか? ライス派ですか?

A3. ライス派です。カレーやオムライスとか大好きです。

Q4. 都会が好きですか? 田舎が好きですか?

A4. どちらかといえば都会ですね。旅行の際は田舎も大好きで、自然や非日常を求めたくなります。

Q5. 保守的? 革新的?

A5. ありがたいことにアイディアマンと言っていただけることも多く、起業もしているので革新的なタイプだと思います。

Q6. 好きなミュージシャンは?

A6. スピッツが好きです。

Q7. これまでに仕事でやらかした一番の失敗は何ですか?

A7. 共同プロジェクトをやろうと騙されてお金を取り返すのに苦労したことがあります。結果的に取り返すことができて良い弁護士さんとも出会えましたが、人を見る目と相手が前提を握っているものは高リスクだということを学びました。

Q8. 犬派? 猫派?

A8. 犬派です。チャウチャウやブルドッグが特に好きで、動画が流れてくるとつい見てしまいます笑

Q9. 現実派? 夢見がち?

A9. 夢見がちの方だと思います。高い目標を持つタイプです。 今のベースの多くは砲丸投の全国大会で入賞できた経験からできていると思います。 周りにできるわけないと言われても実現した経験が自信をつくってくれて、夢は現実にできるという強い気持ちを持って取り組んでいます。 夢見がちといっても、そのための行動となる努力は現実派そのものです。 両方あって実るものと考えております。

Q10. 今、一番会いたい人は?

A10. 室伏広治さんです。砲丸投のほかハンマー投もやっていたので、憧れの存在です。

Q11. 仕事道具でこだわっているのは?

A11. PCはもちろんですが、姿勢を正したいので、PCスタンドとか無線のキーボードやマウスなど周辺にもこだわっています。

Q12. どんな人と一緒に仕事したいですか?

A12. コミュニケーションが好きで、熱意や思いやりのある方と仕事したいです。

Q13. 社会人になって一番心に残っている言葉は?

A13. 「事業をデザインする」最初に聞いたのは父からだったと思います。 芸術系の大学に進んだときから将来自分は何をキャンバスにして生き、何を表現・デザインしていきたいのかを考えました。 当時は漠然とでしたが、昔から大枠をつくることのほうが好きだったので、経営者になってすごく充実した毎日を過ごせています。

Q14. 休日の過ごし方は?

A14. 美味しい食事やお酒を楽しみに行ったり、旅行が多いです。

Q15. 好きな開発言語は何ですか?

A15. TypeScriptです。フロントエンドが得意というのもありますが、まるっとつくれるのが好きです。

Q16. 仕事の中で一番燃える瞬間は?

A16. アイディア、創意工夫が求められるときが燃えます!

Q17. 息抜き方法は?

A17. 最近はサウナでリフレッシュするのにはまっています。

Q18. 好きなサービスやアプリは?

A18. Suicaです。支払時に最も操作を必要とせず時短になる決済手段ではないでしょうか。オフライン使用も考慮されているのが素敵です。シンプル・スマートなサービスが好きです。

Q19. 学んでみたいことは?

A19. 経営・組織マネジメント、仕組み化や自動化です。自社サービスを始めたのでマーケティング等も学んでいきたいです。

Q20. 最後に一言

A20. 自分を振り返り、言語化する良い機会になりました!これを機に発信から多くの方との接点づくりにも力を入れていきたいです。

—【編集部】現在の会社創業して何を成したヒトと記憶されたいですか?

—【鈴木】 IT化が進むこの時代で、より幸せな働き方をリードし、広めていく人です。 弊社の企業理念にもつながるのですが、 仕事は、仕事のためにするものではなく、幸せをひろげる手段・活動であるという考えがあり、 仕事を理由に大切な人達と過ごす時間・ライフイベントを諦めることのない、「幸せひろがる、やさしい世界をつくる」ことができればと考えています。

頑張っても同じだと人は働く意欲も頭を使う気も起きませんが、 楽ができる・早く遊びに行けるといった仕事の先の豊かな未来のためなら人は頑張る力を持っていると思います。 例えば1週間かかる仕事が1日で終わったらたくさん休んでもいいし、もっと頑張って稼ぎたいという選択肢も自由にとれて、人生の道のりに合わせて選んでいける、 本質的な働き方を発信していけるような人になりたいです。

—【編集部】最後に同様のキャリアを目指される方にアドバイスはありますか?

—【鈴木】 まずはリスクや変化を恐れずに一歩踏み出して境界線を超えてみることだと思います。

身の程知らずという言葉が嫌いで、自分の今のステージも気にする必要はないと私は考えています。 もっと勉強・成長してからでないと、お金貯めないと、3年続けないと・・・など先延ばしにする言い訳はたくさんありますが、 独立・創業する方の多くは先に行動して機会を先に得てから、見合う自分を必死につくっていくと思います。

人や環境はそう簡単に変えられるものではありませんが、自分は自分次第で変えていくことができます。 自分の人生なので、自分を主人公と捉えて生きたって良いと思いますし、それが一番早くて確実です。

ただ最初、実績がないので・・どうしたらと、これを大きな壁と考える方は多いと思います。

嘘も本当にすれば嘘にならず、誰も不幸になりません。

これを聞くとみなさん目から鱗みたいな顔をする人が多いのですが、この覚悟を持ってステップアップに取り組めば、高みを目指せます。 例えば大枠はやったことあってもやったことがない要素があると、首をかしげたり自信がないとかやったことがないと言いたくなる時はあると思いますが、 仕事を依頼する側の立場を想像すると良いです。 弱腰の人に仕事を任せたくなる人っていないのではないでしょうか。元気よく、笑顔で「やります!任せてください!」と言う方に仕事を任せたいですよね。

地道な下積みが必要かというとそうではなく、本当に大きな成功を掴む人に共通するのは、リスクを取る覚悟だと考えています。 私もまだ発展途中の身ではありますが、周りの先を走っている経営者を見ているとそう感じますし、会社・自分のステップアップを振り返ってもそうだなと。

初めからてっぺんを目指してはいけない決まりはないですし、いかにチャンスを掴むかが大切です。 チャンスを得てからそれをどうやり切るかを考えれば良く、任せてくれた人をどう幸せにするかに尽きます。 これができるかできないかにかかってると言っても過言ではないと思っています。

こういう私自身も起業するする詐欺な状態が24歳頃から3年間もありました。 だからこそ、本当に必要なのは「覚悟」だと言えます。 とはいえ何なら価値提供できそうかという土台はとても大切なので、日々の仕事や活動を一生懸命やりましょう。

会社設立前は個人事業主としてフリーランスエンジニアからスタートしました。 話すことが好きなので提案力や、ビジネスサイドとの伴走、デザイン力などの付加価値を伝え、 あとは元気と自信、笑顔だけでした。 当時はエンジニアとして素晴らしい経歴も実績もありませんでしたが、コロナ禍同時の独立でもありがたいことにお仕事をきらしたことはありませんでした。 この積み重ねが今につながっています。

踏みとどまりたくなる様々な理由があるという方もいると思いますが、現状維持への覚悟より、 周りも自分ももっと幸せにするための覚悟を取る方が、きっと素晴らしい人生になることと思います。 まずはぜひ一歩踏み出してみていただければ幸いです。

COMPANY
企業 ツキワッカ株式会社
所在 東京都渋谷区神宮前六丁目23番4号 桑野ビル2階
業種 各種 Web サービスやアプリケーション、ソフトウェアの企画・運営・開発・デザイン
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メディア事業
DX 推進、IT、ブランド経営等のコンサルティング・プロジェクトマネジメント
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