主役は現場メンバーであり、目立たず縁の下で支えたい思いで組織を牽引

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氏名 松田進也
肩書 元 株式会社アイスタイル 執行役員CTO
出生 1971年
略歴 東京大学大学院工学部卒。アクセンチュアで通信・放送業界のシステムコンサルティング・開発業務を経て、2000年、株式会社メディアシークに創立メンバーとして参画。システム全般をフルスタックで担当し、技術担当の取締役を努める。2015年、株式会社アイスタイルでは開発本部長・CTOとして開発組織を率い、社内事業部との連携や大規模システムのクラウド化などに従事。
趣味 映画、コーヒー
特技 コツコツ続ける

—【編集部】これまでどんな事をされてきましたでしょうか。

—【松田】 システムも扱うコンサルティングファームということで、アクセンチュアに新卒で入社しました。主に放送・通信業界のコンサルティングに関わり、2000年に当時の上司が作った株式会社メディアシークに創業メンバーとして参加しました。当時はいわゆるキャリアの公式サイト全盛期でそれに関する開発を行いつつ、技術責任者としてサーバーのラックマウントから深夜対応まで何でもやりました。 2015年からはアイスタイルで開発部門を見ています。

—【編集部】現在の会社に入社された経緯をお聞かせください。

—【松田】 大きな開発組織で働いてみたいと考えていたときに、アクセンチュアの新卒同期が社長をしているアイスタイルから声がかかり、新しい経験が積めそうだと思って転職しました。

—【編集部】代表や上長とのエピソードがあればお願いします。

—【松田】 アイスタイル創業時にも少し手伝っていたことがあり、マンションの一室でスタートした会社がこんなに大きくなって感心していたので、ぜひまた手伝いたいと思いました。

—【編集部】今、どんなコトを任されていますか?

—【松田】 アットコスメをはじめとする比較的規模の大きいシステムがオンプレで稼働していたのを、クラウドに移行するプロジェクトを進めています。ビジネスとしての新機能や改善にも対応しながら進めていく必要があり、スケジュールやリソースの調整に難しさを感じています。

—【編集部】会社や事業のどんなところを魅力的に感じられていますか?

—【松田】 オンライン・オフライン両方でビジネスを展開していて、それがシステムとして裏でつながっている、というところにやりがいを感じます。コスメを使う方への認知度も高く、お会いする方がユーザーであることが多いことも嬉しく思います。

—【編集部】さて、ここで少し流れを変えて「20問20答」をさせてください。 私が質問を投げますので、考えずに、正直に、スグに、答えてください。 答えやすい質問の中に、ちょっとだけ答えづらい質問が混ざってるかもしれませんよ(笑)。

Q1. 好きな漫画は?

A1. 天体戦士サンレッド

Q2. 人情派? 理論派?

A2. 人に対すると人情派になってしまいます

Q3. パン派ですか? ライス派ですか?

A3. やっぱりお米ですね

Q4. 都会が好きですか? 田舎が好きですか?

A4. 住むのは都会、旅行は田舎です 虫が苦手なので田舎暮らしは無理です

Q5. 保守的? 革新的?

A5. 革新的な方だと思っています

Q6. 好きなミュージシャンは?

A6. エレカシ

Q7. これまでに仕事でやらかした一番の失敗は何ですか?

A7. 自分のことは都合よく忘れているんですが、失敗と聞いて思い出すことでいうと、真横でリアル土下座をするのを見たことがあり、やはり最後は土下座だなと感心したことですね。

Q8. 犬派? 猫派?

A8. 昔は犬派でしたが、最近は飼うなら猫かなと思っています

Q9. 現実派? 夢見がち?

A9. 動くまでは夢を見て、動き出したらひたすら現実路線です

Q10. 今、一番会いたい人は?

A10. 宇宙人。そろそろ現れてもいいんじゃないでしょうか。

Q11. 仕事道具でこだわっているのは?

A11. コーヒーはケトルとかドリッパーとか吟味するんですが、PC関連はあまりこだわりないかもしれません。あ、キーボードはトラックポイント必須です。

Q12. どんな人と一緒に仕事したいですか?

A12. 前向きな人

Q13. 社会人になって一番心に残っている言葉は?

A13.  質問の意図と全く違うと思うんですけど、昔若手と話しながらコーディングしていたときに、「松田さんってメール書くみたいにコーディングするんですね」と言われていろいろびっくりしました。

Q14. 休日の過ごし方は?

A14.  見る将なので将棋中継を見たり、打ちっ放しにゴルフの練習に行ったりしてます。基本インドアです。

Q15. 好きな開発言語は何ですか?

A15.  C++

Q16. 仕事の中で一番燃える瞬間は?

A16. 設計時にそっと入れておいた拡張性が実際に必要になったとき。明日できますよ!と言うときは気持ちいいですね。

Q17. 息抜き方法は?

A17. ゆっくりコーヒー淹れたり、筆塗りでプラモデル作ったりします

Q18. 好きなサービスやアプリは?

A18. 某匿名掲示板ですかね

Q19. 学んでみたいことは?

A19. コーヒーの焙煎に手を出すか迷い中です

Q20. 最後に一言

A20. 宇宙人のくだりは大丈夫でしょうか

—【編集部】現在の会社で何を成したヒトと記憶されたいですか?

—【松田】 目立たず縁の下で支えたいです。

—【編集部】最後に同様のキャリアを目指される方にアドバイスはありますか?

—【松田】 システム開発とはいえ最後は人と人で仕事をすることになるので、社員だけでなくパートナーさんやベンダーさんなど、誰とでも真摯に向き合うことが将来活きてくると思います。 私はコンサルティングでキャリアをスタートしたので、短期間でいろいろなクライアントとお付き合いする必要があったのですが、外部のコンサルタントではなくプロジェクトのメンバーとして誠心誠意取り組むことで、プロジェクトの状況を腹を割って話してもらいやすくなったことがありました。キックオフから間を置かずにプロジェクトで飲み会をやる、といったベタなやり方でも、その後の雰囲気はがらっと変わります。 CTOやVPoEとして組織を見るということは、人と向き合うことに他ならないので、1回の時間は短くてもいいですから、メンバーとの1on1を定期的にやってみる、といったことから始めてみるといいと思います。 私自身もそういったことを続けていくことで組織内や経営層からの信頼を得て、その結果がCTOという役職だと思っています。 その段階になると自分で何をするかということよりも、チームや組織でどんなアウトプットを出すか、ということが重要になっていくので、将来CTOやVPoEとして活躍したい方は、今自分がついているポジションに関係なく、チームとしての価値の最大化や、メンバーのやりがいなどを気にかけていくといいのではないでしょうか。

以上