おてつたびのシステムを一から作り上げたリードエンジニアが語る!エンジニアキャリア
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氏名 | 川尻智樹 |
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肩書 | 株式会社おてつたび リードエンジニア |
出生 | 1994年 |
略歴 | 筑波大学卒業。新卒で楽天株式会社に入社し、エンジニアとして楽天トラベルおよび楽天チケットのサービスに携わる。楽天での協業プログラムを通して開発をサポートした経験をきっかけに、2020年2月に株式会社おてつたびに1人目のエンジニアとして入社。現在はリードエンジニアとして開発チームの責任者を担う。 |
趣味 | ジムとサウナ。 |
特技 | 新しいコミュニティなどに入っていけること。 |
—【編集部】これまでどんな事をされてきましたでしょうか。
—【川尻】新卒で入社した楽天で最初は楽天トラベルに所属していました。楽天トラベルは開発だけで100名以上のメンバーがいて、インドを始め海外にもチームがある大きな組織でした。私はその中で、マイクロサービスのAPIや認証機能のバックエンドエンジニアとしてキャリアをスタートしました。その後、より小さなチームで多くの裁量を持って働きたいと考え、社内異動で楽天チケットに移りました。
楽天チケットはグループ内の別会社で、元々はベンチャー企業だったこともあり、楽天トラベルとは全く異なる環境でした。ここでは、フルスタックエンジニアとして、チケットの購入や発券を行うシステムの開発に携わりました。ユーザーがコンビニでチケットを発券できないトラブルの解決など、ビジネスサイドと密にコミュニケーションを取りながら、非常に多くの経験を積むことができました。
—【編集部】現在の会社を入社した経緯をお聞かせください。
楽天トラベルに所属していた頃、楽天チケットへの異動が決まっていた時期に、今後のキャリアについて悩んでいました。大企業での安定した生活も良いのですが、ユーザーとの距離が遠いことや地元への思いが強くなってきました。そんな時、上司から楽天のソーシャルアクセラレーションプログラムを紹介されました。このプログラムは、有志の社員が業務外で興味ある会社と協業するもので、非常に興味深いものでした。プログラムには10社ほどが参加しており、その中におてつたびも含まれていました。代表の永岡のプレゼンテーションを聞いて、地元や兼業農家としての背景に共感し、自分のエンジニアリングスキルが貢献できるのではないかと思いました。この出会いが、おてつたびに参加する決定的なきっかけとなりました。
当時、おてつたびは永岡が一人で運営しており、ペライチのサイトで応募を受け付けていました。応募後の運用は、永岡が直接連絡を取って対応していたのが現状でした。私はエンジニアとして、プロダクトを作りたいと思ったこと、またプロダクトローンチを経験できることにも興味を持ちました。そこで、他のメンバーとともにプロジェクトに参加しました。エンジニアは私だけだったので、ベータ版のサイトをローンチするまでの半年間、全面的に担当しました。プロジェクトが終わった後も、永岡一人では運営が難しいと感じ、ボランティアとしてサイトの保守や改善を続けました。
その後、永岡から「一緒に続けませんか?」という自然な流れでの提案がありました。私はそのままボランティアとして関わり続けましたが、中途半端な状態で関わるのが嫌だったので、全力で取り組むためにフルタイムでおてつたびに参加する決意を固めました。
—【編集部】今、どんなコトを任されていますか?
—【川尻】現在の業務内容は、採用が1割、中長期計画が3割、残りの6割が開発実務やコーディング作業になっています。正直、採用にもっと投資したいと感じていて、今後その割合を増やしたいと思っています。現在は開発責任者としての立場ですが、プレイングマネージャーとしても、実装にも深く関わりながら、タスク管理や中長期的な計画を立てています。人数がまだ足りないため、どうしても両立が必要です。
—【編集部】会社や事業のどんなところを魅力的に感じられていますか?
弊社のサービスで地域を旅することはもちろんですが、それ以外の用途で利用されるようになりました。例えば職業体験の場として、旅館や農家など、興味のある現場を知るための使い方もできます。また、リタイア後のライフワークとして利用していただくことも増えてきました。60歳定年を迎えた後に、生きがいとして「おてつたび」を利用している方も多いです。お手伝いの可能性は無限大で、多種多様な使い方ができるのが大きな魅力の一つだと思っています。
日本国内は、世界と比べると小さいにもかかわらず、関西と関東、沖縄など、地域ごとに全く異なる文化や習慣があります。普通の旅行だけでは伝わらない魅力的な文化を、デジタルの力を借りずに、地元の人々と一緒に時間を共有することで、深く理解することができます。これは、単なる旅行の形を超えて、人生経験や成長にも繋がります。そういった点で、「おてつたび」は新しい旅の形というよりも、人生を通じての学びや社会貢献として利用できるのが魅力です。
—【編集部】さて、ここで少し流れを変えて「20問20答」をさせてください。 私が質問を投げますので、考えずに、正直に、スグに答えてください。
Q1. 好きな漫画は?
A1. BLACK LAGOON
Q2. 人情派? 理論派?
A2.人情派です。
Q3. パン派ですか? ライス派ですか?
A3.実家は米農家なので、ライスですね。
Q4. 都会が好きですか? 田舎が好きですか?
A4. 田舎が好きです。
Q5. 保守的? 革新的?
A5. 保守的ですね。
Q6. 好きなミュージシャンは?
A6.洋楽が好きでドイツのロックバンドのLord of the Lostが好きです。
Q7. これまでに仕事でやらかした一番の失敗は何ですか?
A7.間違えてAWSのインスタンスを落してしまったこと
Q8. 犬派? 猫派?
A8.猫派ですね。
Q9. 現実派? 夢見がち?
A9.現実派ですね。
Q10. 今、一番会いたい人は?
A10.メルカリの山田さん。テック出身の経営者にすごく興味があります。
Q11. 仕事道具でこだわっているのは?
A11.ToDo管理。今色々と試しています。
Q12. どんな人と一緒に仕事したいですか?
A12.新しいことに臆せずにチャレンジできる方。常にどうしたらもっとよくできるか考えられる方。自分自身の軸を持って意思決定をできる方。このような方が個人的に好きです。
Q13. 社会人になって一番心に残っている言葉は?
A13.ビジネスでいつも通りやることは普通か失敗である。現状を打破することが成功か失敗のアクションとなる。
Q14. 休日の過ごし方は?
A14.運動が好きでジムで筋トレしています。
Q15. 好きな開発言語は何ですか?
A15.Rubyです。
Q16. 仕事の中で一番燃える瞬間は?
A16. やっぱりリリース直前の瞬間ですね。
Q17. 息抜き方法は?
A17. ジムとサウナです。休日はこの二つのセットです。
Q18. 好きなサービスやアプリは?
A18. バーチャルオフィス のGatherです。現在、開発業務委託のメンバーはフルリモートで働いており、普段のコミュニケーションがすべて非同期になってしまいます。しかし、週に1回は必ず顔を合わせて、Gatherで直接話すことを心掛けています。これにより、開発の進捗や問題点について気軽に話し合い、コミュニケーションが円滑に取れるようになっています。
Q19. 学んでみたいことは?
A19. 経営を学びたいです。
Q20. 最後に一言
A20. おてつたびはまだまだ成長途中ですので、これから一緒に大きくしていきたいエンジニアやプロダクトマネージャー(PdM)を絶賛募集中です。少しでも興味を持った方は、採用サイトからの応募でも大丈夫ですし、直接私に連絡をいただければ、おてつたびの魅力や開発全般のことをお伝えします。
—【編集部】現在の会社で何を成したヒトと記憶されたいですか?
—【川尻】そうですね、おてつたびのシステムを一から作り上げた人として記憶されたいです。バグの修正から大きなシステムの問題まで、困ったことがあったら私に頼れば解決してくれる人、といった存在になりたいと思っています。
—【編集部】最後に同様のキャリアを目指される方にアドバイスはありますか?
—【川尻】まず言いたいのは、迷っているのであれば早く決断することです。迷っている時間があるなら、新しい経験を積んだ方が良いです。私自身も楽天トラベルからスタートアップに飛び込む際には不安がありましたが、その不安をどうやったら取り除けるかを考えました。不安がある場合は、それを払拭するためのステップを見つけて、一歩を踏み出すことが大切です。最終的には目標に向かって進むことで、ミスマッチを避けつつ成長できると思います。
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<取材・撮影・文/平林宏城 企画・構成/大芝義信>
<提供/株式会社グロースウェル>
企業 | 株式会社おてつたび |
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