CTOが語るTOKYO MIX CURRYが目指すもの!

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氏名 平井祐樹
肩書 株式会社FOODCODE CTO
出生 1985年
略歴 iOS Engineer/iOS ALL STARS。クラスメソッド社を経てリクルートマーケティングパートナーズ。アプリ開発の内製組織を立ち上げ。技術サイトへの寄稿やDevイベントへの登壇数多数。
趣味 ショッピング、犬の散歩、筋トレ
特技 iOSアプリ開発

—【編集部】これまでどんな事をされてきましたでしょうか。

—【平井】 大学1年生の時、初めてプログラミングに触れました。最初はC言語から始めたのですが、Linuxの環境設定などが苦痛で、「なんでこんなところに入ってしまったんだろう」と感じていました。1年生の時は4単位しか取れず、卒業できるか不安でした。

しかし、2年生になって家族に相談すると「諦めるな」と励まされ、もう一度頑張ってみることにしました。2年生の前期にC言語でリレーショナルデータベースシステムを作る課題があり、それをやり遂げると非常に面白く感じました。プログラムが正しく動くと達成感があり、それがきっかけでプログラミングの楽しさに目覚めました。

その後、自分で作ったシステムを実際に使ってもらいたいという気持ちが強まり、叔父のシステム開発会社でアルバイトを始めました。そこでWebシステムの開発を経験し、大学の勉強だけでは身につかない実践的なスキルを学びました。

2年生の後期には、大学院生の方が起業する際に声をかけてくれて、起業の立ち上げに関わることになりました。大学卒業手前の段階でフリーランスになったのですが、それまではその会社に関わっていましたね。今でもその会社は続いています。

その後、叔父の会社で2年働いてから、クラスメソッドに転職しました。クラスメソッドでは、モバイルサービス事業部の立ち上げに関わり、多くのiOSアプリを開発しました。実は、入社当初に元々叔父の会社でObjective-Cを使ったアプリの開発経験を伝えたところ、社内にObjective-Cを使えるメンバーがいなかったため、アプリ開発を積極的に任せてもらいました。

当時、私自身に提案する力が足りていなかったこともあり、いろいろなプロジェクトに携わる中で「もっとこうした方がいいのでは?」とか「なぜこれをやらなければならないのか?」といったフラストレーションが溜まることがありました。それを解消するためには、自分でサービスを提供している会社に行くのが一番だと考えました。そこで、自社サービスを展開しているリクルートマーケティングパートナーズを選びました。

入社後は、スタディサプリグループのアプリ開発に携わりました。具体的には、スタディサプリの英単語を覚えるためのアプリのiOS開発エンジニアを担当しました。ゲーミフィケーションの要素を取り入れたアプリで、楽しく単語を覚えられるように工夫しました。

その後、リクナビ進学(現在のスタディサプリ進路)のiOSリードエンジニアも担いました。

—【編集部】現在の会社を入社した経緯をお聞かせください。

元々前職リクルートで一緒だった代表の西山との繋がりが大きなきっかけです。リクルート時代に休憩中、私はアプリを作っては人に見せるのが好きで、よく「これかっこよくないですか?」と同僚に見せていました。西山はその時から私にとって偉い立場の人間でしたが、彼にも気軽に話しかけていました。私は自分で作ったアプリを西山に見せて「これ絶対成功すると思うんですよね」と自信満々に話していました。

その姿を見た西山は「こいつはどんなことでもバンバン作って持ってくるし、しかも作っているモノもかっこいい」と感じ、いつか私を誘いたいと思ってくれていたようです。そのことを後に彼から聞き、私もそういったことをちゃんと評価してくれる方なんだと感じました。この信頼関係があったので、この人と一緒に仕事をしたいと思っていました。ちょうど西山から誘われて正式に入社することとなりました。

—【編集部】今、どんなコトを任されていますか?

—【平井】 現在の業務内容は、ほぼ9割が開発に集中しています。現場から上がってくる声や、自分自身が現場に出て気づく改善点などに対応しながら、開発を進めています。我々の目標は、カレーを売ることに突き抜けることであり、そのために必要な開発を全力で行っています。

並行して、プラットフォームの展開についても話があります。現行システムをプラットフォーム化することを念頭に置きながら開発を進めています。今、新しいユーザー向けのアプリの開発を進めていますが、既存の盛り付け用のWebアプリのフルリニューアルも行っています。新しいことにチャレンジしながら、既存システムの改善も同時に進めています。

その他、私自身もCTOとして開発に9割の時間を割いていますが、残りの1割は経営やコミュニケーション、戦略的な業務に充てています。

—【編集部】会社や事業のどんなところを魅力的に感じられていますか?

まず第一に、プロダクト自体が非常に優れているという点です。つまりカレーがとても美味しいということです。美味しいカレーをどう届けるかが重要で、そこにシステムやテクノロジーが関わってきます。

例えば、受託開発のときはプロダクトそのものに対して選択の余地がないことが多いですが、私たちの場合は、まず美味しいカレーという強力なプロダクトが前提にあります。その上で、システムとしてどうサポートするかを考えることで、必ずユーザーに満足していただける自信があります。

さらに、我々の採用制度にもこだわっており、クルーたちの接客も非常に素晴らしいです。キャッシュレス化を進め、短期間の研修で店頭に立てるようにするなど、学習コストを低く抑える工夫をしています。接客や盛り付けの指示もiPadを使って効率化しています。

その結果、クルーたちはシステムに従って業務を行うだけでなく、プラスアルファのサービス提供も行っています。アルバイトの方々が多く、現在では200人以上が働いていますが、全員が素晴らしい接客を実現しています。

—【編集部】さて、ここで少し流れを変えて「20問20答」をさせてください。 私が質問を投げますので、考えずに、正直に、スグに答えてください。

Q1. 好きな漫画は?

A1. グラップラー刃牙

Q2. 人情派? 理論派?

A2.人情派だと思います。

Q3. パン派ですか? ライス派ですか?

A3.ライスです。

Q4. 都会が好きですか? 田舎が好きですか?

A4. 都会かな!

Q5. 保守的? 革新的?

A5.保守的な気がします。

Q6. 好きなミュージシャンは?

A6.SHAI HULUD

Q7. これまでに仕事でやらかした一番の失敗は何ですか?

A7.メール配信機能のテンプレートで敬称をつけずに配信してしまったことです(学生ベンチャー時代)

Q8. 犬派? 猫派?

A8.犬派

Q9. 現実派? 夢見がち?

A9.現意外と夢見がちかもしれません。

Q10. 今、一番会いたい人は?

A10.窪塚洋介

Q11. 仕事道具でこだわっているのは?

A11. 椅子、キーボード。

Q12. どんな人と一緒に仕事したいですか?

A12.ノリが良い人。何か進めるときに「これ良くない?出しちゃおう」と言えるような人。

Q13. 社会人になって一番心に残っている言葉は?

A13.早く行くなら一人で行け。遠くに行くならみんなで行け。

Q14. 休日の過ごし方は?

A14.家族団欒、ジム、犬の散歩。

Q15. 好きな開発言語は何ですか?

A15. Dart(本当はSwiftです笑)

Q16. 仕事の中で一番燃える瞬間は?

A16.リリース直前。

Q17. 息抜き方法は?

A17.ジムで筋トレ

Q18. 好きなサービスやアプリは?

A18.Nike Run Clubです。非常によくできています。

Q19. 学んでみたいことは?

A19.英会話

Q20. 最後に一言

A20.食の常識を変えるぞー!

—【編集部】現在の会社で何を成したヒトと記憶されたいですか?

—【平井】 そうですね、例えば、TOKYO MIX CURRYで働いた人が企業の採用面接を受ける際に「TOKYO MIX CURRYで働いていました」と言えるような会社にしたいと考えています。スターバックスで働いていたことが評価されるように、「TMCで働いていたんだ、すごい!」と言われるようなブランド力を持つ会社にしていきたいですし、そのような会社を作った人として記憶されたいです。

—【編集部】最後に同様のキャリアを目指される方にアドバイスはありますか?

—【平井】 私がこれまでのキャリアで大切にしてきたことは、自分が良いと思ったものを作り、それをすぐに人に見せることです。これは今もリクルート時代もクラスメソッド時代も変わりません。自分が良いと思うものを形にして、他人に見せることが大切だと思います。

例えば、受託開発の時も、お客さんにプロトタイプを見せて「それ、いいじゃん」と評価されることがあったかもしれません。スタートアップであっても同じです。自分が良いと思ったソフトウェアを作り、それをユーザーに届けることで、フィードバックを受け、さらに良いものを作ることができます。だから、たくさん作って、たくさん人に見せることが重要です。


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【クレジット】

・取材・撮影・文/平林宏城 企画・構成/大芝義信

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