「あしらせ」を作ったCTOが語るエンジニアキャリア
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氏名 | 田中裕介 |
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肩書 | 株式会社Ashirase 共同創業者 取締役 CTO |
出生 | 1992年 |
略歴 | 東京理科大学院 応用生物化学科 卒。 SCSK株式会社にて、RTOS開発・自動運転制御開発等に従事。その後、CTOとしてETC株式会社に参画。様々なプロジェクトで上流から下流工程まで従事。株式会社Ashiraseを共同創業。取締役CTOとして主にソフトウェア開発を担当する。 |
趣味 | サッカー |
特技 | サッカー |
—【編集部】これまでどんな事をされてきましたでしょうか。
—【田中】
大学院卒業後、SCSKに入社しました。その理由は、大学時代にお世話になった師匠の影響が大きかったからです。その方は個人で飲食店を経営するフリーランスで、自分の名前で食べていける姿が非常にかっこいいと思いました。会社の看板ではなく、自分の名前で生きていけるようになりたいと考え、さまざまな業界で幅広い知識を身に着けたいと思いSIerを選びました。そこで初めて本格的にプログラミングを始めました。
SCSKでは、最初に配属された部署がQINeSというリアルタイム車載用OSを作る部署でした。数ヶ月間その部署で働いた後、HONDAに常駐して、自動運転の制御ではなくシミュレーターの構築に携わりました。その後、HONDAの自動運転研究部門に入り、自動運転の研究に従事しました。
その後、ETCにCTOとして入社しました。HONDAで働いていたとき、HONDAの委託先の営業の方との飲み会で、将来起業したいという話をしました。その営業の方は過去に起業経験があり、その際の師匠を紹介してくれました。その師匠はETCのオーナーで、一部上場企業の社長経験もある方でした。私はそのオーナーのもとでビジネスや技術について学ぶことができると感じ、ETCに入社しました。
ETCは小さな会社で、社員は2人しかいませんでした。オーナーから「何のポジションがいいか」と聞かれ、特に希望はなかったのですが、「CTOでいい」と言われました。「肩書きが人を育てるから」との言葉でCTOに任命されました。
—【編集部】現在の会社を創業した経緯をお聞かせください。
HONDAに派遣されて自動運転の研究をしていた時期に、代表の千野と同じ部署で一緒に働くことになりました。Ashiraseの前身になる活動を千野は始めており、その活動が非常に魅力的に感じられました。私も将来的に起業を考えていたため、「混ぜてほしい」と頼みましたが、出会ったばかりでひととなりなど分からない部分が多かったため、最初は断られました。しかし、1ヶ月ほどしてから「一緒にやってみる?」という返事をもらい、一緒に活動を始めることになりました。
その後、ETCに1年半ほど在籍していましたが、HONDAでスピンアウトプロジェクトの話が持ち上がり、それをきっかけに起業するチャンスが訪れました。千野とはその間ずっと一緒に活動していたため、自然な流れで「一緒に創業しよう」という話になりました。特に深く考えることなく、「千野とであればうまくいくだろう」という信頼があったので、すぐに決断しました。
—【編集部】今、どんなコトを任されていますか?
—【田中】 業務の割合は時期によって変動しますが、まず、採用関連が全体の20%から30%程度を占めています。次に、マネジメント業務も同じく20%から30%を占めています。開発には約40%の時間を費やしており、残りの10%はその他の業務にあてています。具体的には、補助金の申請や中長期計画の策定、どの開発項目を優先して進めるかの決定などが含まれます。これらの業務は時期によって重点が変わりますが、バランスを取りながら進めています。
—【編集部】会社や事業のどんなところを魅力的に感じられていますか?
私たちのサービスは特定のニーズに応えるものであり、まだまだ改善の余地はあるものの、現時点でユーザーの皆様に満足していただいています。競合他社の製品と比較しても、有償サービスとして提供しているため、サポート面で充実しており、ポジティブな声を多くいただいています。
具体的なユーザーの声を紹介すると、以前は単独での歩行が難しく、常にヘルパーが必要だった方が、私たちのサービスを利用することで自分一人で外出できるようになったケースがあります。この方は、現在では自分一人で旅行に行ったり、日常的に自由に外出できるようになっています。このように、サービスを利用することでユーザーの行動や生活が大きく変わり、ポジティブな方向に進んでいることが実感されています。
—【編集部】さて、ここで少し流れを変えて「20問20答」をさせてください。 私が質問を投げますので、考えずに、正直に、スグに答えてください。
Q1. 好きな漫画は?
A1. スラムダンクとジョジョの奇妙な冒険
Q2. 人情派? 理論派?
A2.理論派
Q3. パン派ですか? ライス派ですか?
A3. 麺派です!
Q4. 都会が好きですか? 田舎が好きですか?
A4. どっちも好きです。
Q5. 保守的? 革新的?
A5. どっちの面もあります。
Q6. 好きなミュージシャンは?
A6.桑田佳祐
Q7. これまでに仕事でやらかした一番の失敗は何ですか?
A7.RFPの作成で、若干の要求不足があった程度で、それほど大きな失敗等はないですね。
Q8. 犬派? 猫派?
A8. 犬派
Q9. 現実派? 夢見がち?
A9.夢見がち
Q10. 今、一番会いたい人は?
A10. 特にいません。
Q11. 仕事道具でこだわっているのは?
A11. キーボード、マウス、机、モニター、椅子と仕事の環境は整えていますね。
Q12. どんな人と一緒に仕事したいですか?
A12. ポジティブで責任感がある人。
Q13. 社会人になって一番心に残っている言葉は?
A13.神は細部に宿る。
Q14. 休日の過ごし方は?
A14.家族とお出かけと仕事。
Q15. 好きな開発言語は何ですか?
A15. C言語
Q16. 仕事の中で一番燃える瞬間は?
A16.ユーザーが喜んでくれた時です。
Q17. 息抜き方法は?
A17.家族と出かけること。
Q18. 好きなサービスやアプリは?
A18.Googleのサービスは全体的に好きです。あとはVScode。
Q19. 学んでみたいことは?
A19.バックエンド側の知識。
Q20. 最後に一言
A20.周りに視覚障がい者の方がいれば、「あしらせ」という製品があると広めてもらえると嬉しいです。
—【編集部】現在の会社で何を成したヒトと記憶されたいですか?
—【田中】 「あしらせ」を作った人として記憶されたいです。
—【編集部】最後に同様のキャリアを目指される方にアドバイスはありますか?
—【田中】
私自身、気づいたら現在のキャリアにたどり着いていたという感覚があります。ただ、振り返ってみると、さまざまな出会いや人々の影響を受けてここにいると感じています。
思い返せば、いろんな人に会いに行くことや多様な意見を聞くことを意識的に行ってきました。自分の可能性を広げるためには、自分以外の人の意見を聞くことが非常に重要だと思います。
自分の視野を広げ、多様な視点を持つことで、新しい発見や成長の機会を得ることができると思います。
\\ Cuval側のコラボ記事はこちら //
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<取材・撮影・文/平林宏城 企画・構成/大芝義信>
<提供/株式会社グロースウェル>
企業 | 株式会社Ashirase |
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