世界的に使われる選択プラットフォームの実現を目指すCTOのキャリア

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氏名 渡邊直登
肩書 株式会社マイベスト 取締役CTO
出生 1985年
略歴 大学卒業後、Web系SIerで多数のWebサービスの立ち上げ・運用などを経験。2013年にリブセンスに入社しHR系サービスの開発・運用を行い、医療系サービスの立ち上げに参画。2017年にマイベストに中途入社後はプロダクト・組織の開発両方に携わる。
趣味 自宅で飲むのが好きなので、酒屋を巡るのは行くだけでも楽しいです。
特技 無いですね。

—【編集部】これまでどんな事をされてきましたでしょうか。

—【渡邊】 就職活動では、自社サービスやSIerなど様々な企業を見ましたが、初めのキャリアとして様々な業界のサービスに携わりたいという思いがあり、Web系のSIerに就職をしました。

Webアプリケーションを中心として受託開発をしていました。在籍中は、業界を問わず聞いたことのあるようなサービスや企業の方々とやり取りさせていただき、様々な業界のサービスに携わらせていただくことで多くの経験を積む事ができました。

業務外でも、プライベートで色々開発したりブログにアウトプットしていたのですが、それを見つけたエージェントの方からの紹介をきっかけに次のステップとしてサービスへの関わり方や技術への向き合い方を変えようと思い、前職の事業会社に転職することにしました。5年ぐらい在籍していたのですが、前半は正社員向けの転職サービスを開発・運用し、後半は医療系の新規事業の立ち上げを経験しました。

特に、後半の新規事業の立ち上げに関して、プロダクトを成長させるために何でもしていた経験は現職へのステップにつながったと思います。

—【編集部】現在の会社に入社した経緯をお聞かせください。

前職でサービスの0→1を経験したことで、組織としての0→1フェーズにも興味を持った思ったことがきっかけです。

何社か面談する中で、組織としてのフェーズ以外に、利用者の行動変容につながるサービスだったり、多くのユーザーをターゲットにしたサービスを提供している会社に興味を持ちました。

そして同時に、マイベストは自分が希望する条件を全て満たしていた数少ないスタートアップだと感じました。

また、代表の吉川の選択課題に対する視座の高さや考え方も意思決定に際して大きな後押しになりました。

—【編集部】今、どんなコトを任されていますか?

—【渡邊】 開発組織は現時点の体制に最適化されているわけではなく、次のプロダクトや組織フェーズを見据えて作っており、それ故にまだ不足している点や未成熟な点が多くあります。もちろん周りにも頼りますが、そういった部分は自分でも補いながらCTOとしての業務も兼任しているのが現状です。

今だと、あるチームのエンジニアリングマネージャーをやりつつ、データ分析基盤の運用や採用や、こぼれたタスクの対応や調整などをしています。これがだいたい6〜7割ぐらいの時間を使っていて、残りの時間で組織および技術のマネジメントを行っています。

—【編集部】会社や事業のどんなところを魅力的に感じられていますか?

一番の魅力は、ユーザーの選択にとって必要な情報を自社で作る事ができることです。ユーザーにとって、インターネットで情報を探す行為は年々難しくなってきていると思います。

なぜなら、情報を取得するためのチャネルが増え、情報の提供形式も文字、画像、音声、動画など多様になる、いわゆる情報爆発的な状況が生まれており、さらに、AIの登場やサクラレビューのような虚偽情報の存在も加わり、以前より情報の提供元がわかりにくくなったり、情報の正確性や信頼性を知る手段が限られたりしているからです。

このような状況だと、情報を選択する側は、以前よりも情報の取捨選択に高いリテラシーが求められると思っています。こんな状況に対して、マイベストは先程お伝えした通り自社で1次情報を作成・更新し、ユーザーに合わせて適切に情報を共有する術を持っています。

現時点ではメディア的な側面が強いサービスですが、データ構造はメディアに特化せず汎用的に利用できるように設計しており、今後様々なユースケースに合わせた情報を提供していく事ができます。

—【編集部】さて、ここで少し流れを変えて「20問20答」をさせてください。 私が質問を投げますので、考えずに、正直に、スグに答えてください。

Q1. 好きな漫画は?

A1. アオアシ、BLUE GIANT、ドラフトキング、イリオスなど。漫画はたくさん読みます。

Q2. 人情派? 理論派?

A2.多分理論派じゃないかなと思います。

Q3. パン派ですか? ライス派ですか?

A3. パン派です。

Q4. 都会が好きですか? 田舎が好きですか?

A4. 都会です。

Q5. 保守的? 革新的?

A5.こういう業界にもいるので革新的だと思います。

Q6. 好きなミュージシャンは?

A6.サカナクション。コロナ前まではよくライブにも行っていました。

Q7. これまでに仕事でやらかした一番の失敗は何ですか?

A7.収益が絡むキャンペーンメールを誤爆させてしまったことです。

Q8. 犬派? 猫派?

A8. 猫派です。

Q9. 現実派? 夢見がち?

A9.どちらかというと現実かな。

Q10. 今、一番会いたい人は?

A10. 当時新規事業を一緒に立ち上げた人。今だったらもっとよくできるような気がするので。

Q11. 仕事道具でこだわっているのは?

A11. 椅子ですね。

Q12. どんな人と一緒に仕事したいですか?

A12. 言語化が難しいのですが、反応する人と一緒に働きたいです。こういう業界で仕事していると1人目になりたい人は意外と多くて『これやりましょう』や『そういうふうにしましょう』という人はいるのですが、それに乗っかれる人ってあまりいなかったりするので、そういう人と一緒に仕事したいです。

Q13. 社会人になって一番心に残っている言葉は?

A13.短所は長所の足を引っ張らないぐらいにすれば良い。正確には覚えていませんが、確か就職活動の時の話だった気がします。パラメーターを平均的に伸ばす必要はなくて、長所は積極的に伸ばしつつ、短所はほどほどになんとかする。

Q14. 休日の過ごし方は?

A14.一歳半の子供がいるので子供とよく遊んでいますね。

Q15. 好きな開発言語は何ですか?

A15.今は一番Rubyが好きです。

Q16. 仕事の中で一番燃える瞬間は?

A16.想像を超えた学びがあった時です。何かサービスを作ったりとか仕事をするときは自分にどういう学びがあるかというのが結構大事だと思っています。今までになかったゲームチェンジのアイディアが出てくる時もあるのでわりとテンションが上がりますね。

Q17. 息抜き方法は?

A17.日本酒が好きなので、自宅でよく飲んでいます。長野や福島の日本酒が好きです。

Q18. 好きなサービスやアプリは?

A18.みてねやYouTubeです。みんなに使ってもらって当たり前のように生活に馴染むようなサービスはすごいと思いますし作りたいですね。

Q19. 学んでみたいことは?

A19.フェーズとして10→100の組織やプロダクトを学んでみたいです。現状マイベストは、1→10のフェーズですが、順調にいくと10→100のフェーズになってくると思います。フェーズが変わると考え方や動き方が全く変わると思うのでそこを学べたら良いと思います。

Q20. 最後に一言

A20.マイベストは、データを蓄積・表示するフェーズから、データを積極的に活用するフェーズへと移行しています。この変化に伴って、様々な領域でエンジニアリングの必要性が高まっています。

人と選択肢をマッチングさせるために、技術的にもチャレンジングなイシューがたくさんありますので、是非興味を持っていただけるようでしたらお話したいです。

—【編集部】現在の会社で何を成したヒトと記憶されたいですか?

—【渡邊】 特にこれだというものはありません。ただ、究極的には世界中の人に利用され、好まれるような選択のプラットフォームが作れたらと思っています。その過程で、なくてはならない人だったと評価されればいいかなと思っています。自分がいたからこそ理想に近づけたと感じてもらえれば満足です。

—【編集部】最後に同様のキャリアを目指される方にアドバイスはありますか?

—【渡邊】 スタートアップの初期に入社されるような場合は、ありとあらゆるものが目まぐるしく変わるのでセルフコントロールできることが長く働くうえで重要だと思います。

また、フェーズの0→1や、1→10みたいな変化は当事者だと結構分かりづらく、緩やかに変わっていって気づいたらフェーズが変わっていたかも?みたいなことが結構ありました。なので、変化を感じた時にそれに対して自分のマインドや組織を向き直し、自分がどうあるべきかを見極めることが必要だと実感しました。

そのあたりの心構えができれば、様々な状況でも楽しく働けるのではないかと思います。


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<取材・撮影・文/平林宏城 企画・構成/大芝義信>

<提供/株式会社グロースウェル>

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